くろみつと出会うまで「ウールサッキング」なんて聞いたこともなかったですが、
手当たり次第にガジガジしてしまうとても厄介な症状で育児ノイローゼになりました。
今は対策をして何とか穏やかに暮らしていますが、くろみつが我が家にやってきた2016年当時はほとんど情報がなく苦労しました。
今回はこれまでにやってきたウールサッキング対策をお届けします。
少しでもウールサッキングの症状を持つネコさんのお役に立てばと思っています。
Q.ウールサッキングって何ですか?
A.異物を好んで吸ったり、噛んだり、摂食することです
ウールサッキングとは「毛織物吸い行動」とも呼ばれ、布類などを吸ったり、噛んだり、摂食したりする行動のこと。これは同じ行動を繰り返す「常同障害」のひとつで、たとえば毛布を食べるといった行動を頻繁に繰り返します。猫が毛布などを少々吸うだけなら危険はありませんが、噛みちぎって飲み込むと消化できずに腸にたまります。手術で異物を摘出しなければならないケースもあり、そうなる前に受診が必要です。
Q.猫が好んで口にするのはウールだけですか?
A.布類以外に紙類、ポリ・ビニール類を好む猫もいます
布類であれば何でも対象になりますが、とくにウール、フリース、毛布が多いという印象です。また、布類ではない物質もウールサッキングの対象になり、紙類、ポリ・ビニール類、プラスチック類などを好んで口にしたがる猫もいます。
ねこのきもちから引用
”ウール”と名前がついていますが、くろみつの場合はウールだけではなく布なら何でも、
ポリ袋やビニール製品までガジガジの対象で一緒に生活するのが大変でした。
生後半年くらいまではネズミのおもちゃで普通に遊んでいたのですが、ある日帰ってくるとネズミからはらわたが…ボールは原型とどめておらず…
ただこの日は帰りが遅く、むしゃくしゃしてやったのかな?というくらいにしか思っていませんでした。
寒いだろうと思って買ったクッションも一晩でこのありさま。ランチョンマットや毛布など食べるものが増えていきました。そのうちごみ箱をあさるようになり、最後はゴミ箱からはみ出ているポリ袋まで食べるようになります。
ポリ袋の楽しさを覚えたくろみつはキッチンのだしパック、小麦粉など食べ物が入ったパウチなどもガジガジ。疲れて帰ってくると毎日何かに穴が開いているような状態になり、いよいよ人間のストレスはマックスに。
かじられるものを家に置かないというのが一番の対策なのですが、猫と人間が共存するにはどうしても完璧に排除することはできません。
このころ、私はストレスで月に一度謎の高熱が出て、次の月には膀胱炎になるというのを半年ほど繰り返していました。
次回は、ウールサッキングにどう対策していったかをお話しします。
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